日な日な余波ははなやか歩く

週1~2回くらいのペースで、ここで写真展をやってます。「繰り返し」と「凡庸」は写真と人生の本質です。

長浜、琵琶湖。その2

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家族と一緒に旅行や帰省して、自由な行動ができる時間、それが早朝の撮影を始めるきっかけになった。車で田舎に帰れば、地元の知らなかった場所も事細かに見ることができる。

 

名所旧跡が目的でない自分にとって、何でもない風景の中に潜む何かを見つけるには、タイミング以外他に方法がないことも知っていたし、それを得るには気の向くままの自由な行動をできる時間は、絶対に必要だった。

そして、長浜。

琵琶湖の北の港町、鉄道が走る以前は物流の大事な要所だった。

今は漁業、またはリゾート。港には小さな漁船とヨットが停泊する。

 

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9月21日は、爽快な夜明けだった。

まだ暗いうちに駅前から街を歩き始め、細い路地を練り歩き、空が白んでくる頃に飲み屋さん街を撮り、港で朝を迎えた。

ホテルを背にして湖を撮っていると、散歩する人たちと時折挨拶したりして、旅先にいるような気分になったりした。

写真を撮ることは、見知らぬ何かを見ることだと思う。

それが故郷であろうと、家族であろうと、全く知らなかった何かが写真に写った時、それは良い写真になると僕は思っている。

 

長浜の写真、もう一回、更新します。

 

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