日な日な余波ははなやか歩く

週1~2回くらいのペースで、ここで写真展をやってます。「繰り返し」と「凡庸」は写真と人生の本質です。

夜明けの、青。

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一昔前になってしまった写真を、今のに混ぜるのは、なんかイヤ。

今日撮った写真を、今作っているのにつなげて、膨らませたい。

ふだんから夜明けの山に出かけたり、近所を歩いたりしてきたが、

最近は街に出て、街そのものを撮るのが楽しくなってきた。

感染を避けるのにも都合がいいし、遠慮せずに三脚も使える。

 

何よりも、青い光が好きなのだ。

昼間の黄色い光はダメではないけど、何だか緊張感がなくて、

一段落した日常の残像みたいで新鮮さがない。

夜明けの青は、ありふれた日常を未知の世界にする。

日常の風景を未知の世界として見るということは、客観ということであり、

日常を客観するということは、人間の住む世界を距離を置いて眺めることになり、

とどのつまりは、人間というものをあぶり出すことにつながると考えている。

それを得るには、たくさん撮って、良いタイミングをたくさん作らねば。

 

 

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