何がきっかけだったのか、この頃よく昔を思い出す。
勤め先の仕事がこの時期どうやっても暇だから、
時間の余裕にまかせて頭の中にすきま風が吹いているらしい。
お気楽なセンチメンタル状態だ。
死の空想も湧いてきたりする。
大げさなものではないが、一人前に悲しくなったりもする。
歳のせいだろう。
死が自分の周りで身近になっている。
それはそれで、そんな自分を眺めたりする。
写真を撮ったりしてなければ、鬱も他人事ではないのかもしれない。
昨日は1日がかり、途切れ途切れに、映画『フェリーニのローマ』を見た。
フェリーニが作った映画は、物語に縛られてない。
ローマの喧騒が、ひたすら描かれている。
流暢なしゃべりを聞いているように、青い画面を眺めるのは心地よい。
考えても無駄。
ふーん、なるほどなと感心した。
マネしよう、気持ちだけでも。
グループ展、今やってます。