日な日な余波ははなやか歩く

週1~2回くらいのペースで、ここで写真展をやってます。「繰り返し」と「凡庸」は写真と人生の本質です。

鞍馬から牛若丸がいでまして。

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今朝は鞍馬に行った。

一度、街とは逆の方向に行ってみるのもいいだろうと思ったのだ。

叡山電車、終点「鞍馬」。

下車すると、黒く沈んだ山の稜線と青空の対比が美しい。

そして寒い。

川にかかった木の橋を渡るとツルッと滑る。霜が降りている。

 

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鞍馬に並ぶ家々は、京都市街で見る町屋とは一味違う。

川沿の裏に回って眺めると、木枠のガラス窓が壁一面に広がっていたりする。

夏は気持ちが良さそう。

でも、誰も住んでいない家も結構ある。

 

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「鞍馬から牛若丸がいでまして・・・・」は、『青菜』という落語のセリフ。

若い頃、桂枝雀の『青菜』のカセットテープを友達からもらって何度も聞いていたものだから、「鞍馬」と聞けば、意味なくこのセリフが出てくる。

そして牛若丸はこの土地にいたのかと思うと、今度は『日本昔ばなし』の牛若丸の話を思い出す。 記憶の数珠つなぎが、癖になっている。