日な日な余波ははなやか歩く

週1~2回くらいのペースで、ここで写真展をやってます。「繰り返し」と「凡庸」は写真と人生の本質です。

1月2日、午後。

午後、歩く。

 

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通りは、静か。正月独特のさびしさが風景の中に漂う。でも嫌いではない。

三角州から南へ、鴨川沿いを歩く。グランドでも何かを練習する人たちはいない。

昨日ほど寒くもなく、さびしさが心地よい。

川辺の公園風景は、自分をアジェやブラッサイみたいな古典的写真家の気分にさせる。

 

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さらに南へ。

河原町三条から四条、そして祇園へ。ここまで来ると、普段と変わらない人の多さ。

途中タワーレコードに立ち寄り、ドナルド・フェイゲンの『ナイトフライ』のアナログを買う。 スペシャルプライス!! 

CDで聴いていても、アナログで聴きなおしたくなる。

有名なあのジャケットも、12インチで眺めたい。

 

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14,873歩で、276カット。結構歩いて、結構撮った。

 

僕の場合、写真を撮る人間としては足りないものが多くて、厚かましいくらいに撮ってやっと、良い加減ぐらいになる。

他人というのはいつも無責任だから、行動を起こす側は全部を請け負って、途切れずに毎日を続けなければいけない。立場が入れ替われば、それは誰にとっても平等な話なのだけど。

 

この撮影も1年以上経過して、そろそろ街としての「京都」が撮れてきただろうか?まとめの段階に来ている。

 

毎日毎日いろいろ考えるが、

「撮りたいから撮っているんだから、それでいいじゃないか」

ETVの『新日曜美術館』で横尾忠則が言っていたセリフを、写真に置き換えて書いてみた。

考えすぎても仕方がない。もともと好きだけでやっていることなのだから。

 

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