日な日な余波ははなやか歩く

週1~2回くらいのペースで、ここで写真展をやってます。「繰り返し」と「凡庸」は写真と人生の本質です。

夜明けはセンチメンタル。

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阪急「桂」駅。初めての下車。桂離宮があるところ、ただそれだけの拠り所で来てみた。

無論、桂離宮は撮れないし、撮りたいとも思わない。

過去に、石元泰博の写真集『桂離宮』はたぶんどこかで見ていると思う。僕が桂で写真を撮る拠り所の中心には、それがある。何一つ、かすってもいないけど。石元泰博の写真は好きである。

 

桂川の西岸に、桂離宮はあった。その森を横目に桂川沿いの土手を歩く。

明るくなるにつれ、土手の草に降りた霜がキラキラ光って見える。

いつも阪急電車の車窓から見ていた土手に、今日、僕は立っている。こういう感覚は好きだ。

そして、どの街にも家が建ち並び、そこに人の暮らしがある。

自分もその一人で当たり前のことなのに、それが凄いことに思える。

夜明け前の暗闇の通りを歩くと、独特のセンチメンタルがある。

 

人がそこにおるんよね、人がそこにおるんよね、という吉田拓郎の歌を思い出す。

ええ加減な奴じゃけ。

 

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