日な日な余波ははなやか歩く

週1~2回くらいのペースで、ここで写真展をやってます。「繰り返し」と「凡庸」は写真と人生の本質です。

今日も川は流れる。

 

 

 夜明けの時間の撮影を一旦停止すると、再び動きだすのは、やっぱり大変だった。疲れ癖が出て動きたくないし、あとで後悔するのを想像して無理して動いてみたら、かるいめまいでフラついたりする。 

 

 家族が眠る灯りの消えた暗い家の中を静かに歩くと、メニエール症候群の症状が不意に出る。 外を歩いてて夜が明けると、やっと平衡感覚が正常に戻った。 

 

 遠くまで歩く気力が湧かない。 体中から噴き出す汗が不快だし、川沿いの茂みを歩くと、やたら蚊に刺されるし。 そんなんで、加茂川まで歩くだけで精一杯だった。 

 まあ、撮った写真の良し悪しは、歩いた距離には比例しないので、今日のところは近所の風景を違った角度から、細かく丁寧に見てみよう、というスタンスでやってみた。

 

 

 

 

 

 

 

 休みの間は、完全な自由人。 今しか生きない。 だから、ずっとこんな感じで生活してきて、これからもこんな感じでいられるような、一瞬、そんな気分になる。 のんべんだらり、が出来なくて。 頭の裏で、いつも何かがゾワゾワしている。 

 


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