日な日な余波ははなやか歩く

週1~2回くらいのペースで、ここで写真展をやってます。「繰り返し」と「凡庸」は写真と人生の本質です。

ザワザワ。




 僕ら夫婦は、レイハラカミこと原神玲と大学の同期だったので、昨夜9時のETV『星野源のおんがくこうろん』は自動的に見ざるを得ないことになる。 番組途中に写っていた集合写真には、自分では確認できなかったが、僕も写っていたらしい。 うちの奥さんが言ってた。 そうだったっけ。 いつの写真? 

 相も変わらず、評価の高いレイハラカミの音楽。 誰もが認める天才の矢野顕子さんが原神のことを天才と言うんだから、そりゃあ、間違いない。 岸田繁さん然り。 その事は今も生々しくしく僕の心をザワつかせる。 なるほどねー、と相づちを打つくらいしかない。 

 メインストリームな星野源のTVに(たぶん)星野源が好んで採り上げるのだから、レイハラカミの音楽は今後も聴き続けられるどころか、その裾野を広げることにもなるのだろうね。

 


 この際、ついでだから書いておくと、リマスターされた「原神」の学生の頃に作った2本のカセットテープに収録された最後の曲『キャッチボールのテーマ』は、当時の僕の制作した映像作品のために、僕が「原神」に作ってもらった曲です。 

 もちろん、その他の曲も全部、身近な曲ばかりで、自分たちの若い頃の懐かしい思い出がたくさん詰まったものばかりです。 

 

 それを思うと、何とも言えない気分になります。 

 

 *

 

 んで、僕は、

今朝もいつも通りの午前4時に撮影に出かけ、京阪「墨染」駅から北西方向に歩き、すると、あっと言う間に先日撮ったのと同じ場所にたどり着いてしまい、微妙に道を変えながら歩くと、やがて大宮大橋なるところに差し掛かり、ここはどこ? ・・ていう具合になって、それなりに紆余曲折することができました。 

 

 今朝の終点もJR京都駅。 駅の屋外で朝の空と街を眺めながら、朝食をのんびりと済ましているうちに、ふと、今日この後柚木沙弥郎展覧会を見ようと思いつき、午前10時開館の時間まで引き続き写真を撮りながら時間をつぶし、その後、柚木作品の生(なま)の色と模様を堪能することになる。 

 会場のショップでは、とりあえずポストカードを購入した。 お金が足りなくて(財布の中はスッカラカン)買えなかったポスターも、結局、家に帰ってから購入する。 僕が買ったのは4種類あるうちの、青と緑のラインが交差してるやつ。 売り切れてなくて良かった。

 

 

 

 

 京都駅を後にしてからも、混雑したバスには乗りたくなくて(今の季節の京都はどこも人だらけ)、人ごみを避けて撮影しながら丸太町通まで歩き、空いたバスのシートに座って、お昼の12時に帰宅する。 

 今日は、26,186歩を歩き、517カットの写真を撮った。 さすがに多い。

 

 レイハラカミの存在をまたもや意識させられた昨日のTVからの僕自身のザワザワを鎮めるためなのであろう、柚木沙弥郎の展覧会の鑑賞。 やっぱり他人事的な遠く憧れの存在に対しては無責任でいられて良い。 

 

 僕自身も今さら無駄に力んだところで、自分という存在がどうなるわけでもなし、いつも通りの習慣的「繰り返し」を今日も勝手にやっただけである。 それを実行できるだけで自分に「良し」とする。 

 

 とりあえず、柚木沙弥郎のポスターが届くのが、今から楽しみ。 前から何か良いポスターがないかと探していたから、ははは、である。

 

 それにしても冷静になって驚くのは、1992年生まれの柚木沙弥郎は現役で、1970年生まれのレイハラカミはすでに天国の人、というこの事実である。 わからんものだ。

 

 

 

 

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修美社

ホホホ座・浄土寺店、店頭にて。

 

よろしくお願い申し上げます。