日な日な余波ははなやか歩く

週1~2回くらいのペースで、ここで写真展をやってます。「繰り返し」と「凡庸」は写真と人生の本質です。

うちの本棚のホンマさん。




本棚から自分が持っているホンマタカシさんの著作を引っ張りだしてみたら、思った以上にたくさんあって驚いた。
これをブツ撮りみたいに撮ってみようと思ったら、案外むずかしいし、面倒くさい。
あきらめて本棚に戻して撮ってみると、納まりはいいが、それほどに多い感じにも写らない。




以下は、『風景の手入れ』(森ビル株式会社広報室・2005)という著書から。
森ビルの屋上緑化を記録した、163×130×9mmという小さな写真集だけども、好きな本。
庭園の記録写真でありながら、写真を感じさせるところが見どころだと思う。

対象との距離の取り方、レンズの特性を生かした構図の感覚が作為的でないから、安心して見ることができる。
あとは、色に対する感覚。そこにホンマさんの署名性が感じられる。

写真は個人の表現ではないけれど、個性が写真に映り込ませることができなければ面白くはならないから、厄介だ。




そして、下がこの本に付いてるポストカード。
なぜ、この1枚なのかは、疑問に感じるところ。

う〜ん、写真はむずかしい。




風景の手入れ―creating and nuturing scenery

風景の手入れ―creating and nuturing scenery