日な日な余波ははなやか歩く

週1~2回くらいのペースで、ここで写真展をやってます。「繰り返し」と「凡庸」は写真と人生の本質です。

2020-10-01から1ヶ月間の記事一覧

わからないから、面白い。

夜明け前に起きて岡崎京子原作の映画『チワワちゃん』を見る。 最後に出てきた「クマちゃん」役の松本穂香を見て、なんだか、ホッとした。 殺伐とした空気の東京は、田舎者の僕にはしんどい。 寅さんみたいのならいいんだけど。 浅野忠信の演じたカメラマン…

今日を歩く。

・・・・・・・・・・。 ・・・・・・・・・・・。 ・・・・・・・・・・・・・。 13,861歩。 結構歩いた。 今日は、KYOTOGRAPHIEが最終日だったので、幾つか会場を見て回った。 その会場の一つの大きな町家が、良かった。 どんな人が、どんな暮らしをしてい…

『漫勉』、おもしろい。

NHKをよく見る。 ETVの『漫勉』が、また始まった。おもしろい。 ひとが、どうやっているのか? を覗き見できるのは、とても魅かれる。 見どころは、描き直しの場面。 いろんな作家の、登場人物の眼や手などの表情がしっくりこなくて何度も描き直す場面は、そ…

今日を生きる。

たくさんの写真を撮ることはできても、「写真にできること」を見つけるのは、僕には簡単なことではない。 富岡多恵子は「あらゆるモノ、あらゆる人間、あらゆる文化、あらゆる生活、などなどは、写真を撮られるために存在しているのではない」(『写真の時代…

ともしび。

昨日、フェデリコ・フェリーニの『道』を観た。今回で、3度目。 この映画、10代の自分には「お話し」にしか見えてなかった。 悲しい悲しい物語。 人の業と孤独が、今の自分には身にしみる。 フェリーニはその後、物語という枠から解放されていく。 人の様を…

誰もが、何かを、待っている。

曇天。 カメラの設定を戻さずモノクロのままで撮りはじめる。 岡崎・平安神宮界隈には、たくさん人がいたけど、なんだか写欲が湧かない。早く通り抜けたく思った。今日はダメだなと思った。 逃げるように路地に足を踏み入れると、途端にそれが180度変わった…

自分がいちばん判らない。

どんな光が当たっているかで、色の見え方は変わる。 赤っぽいのか。青っぽいのか。 人も同じ。 自分という人間がいちばん判らない。 だけど、いちばん知ってもいる。