日な日な余波ははなやか歩く

週1~2回くらいのペースで、ここで写真展をやってます。「繰り返し」と「凡庸」は写真と人生の本質です。

2022-04-01から1ヶ月間の記事一覧

輪ゴム意味なし。

写真展 name is kyoto 5/8(日)まで。 ぜひ、ご覧ください。

わからないと、わかっている。

先日購入した、大竹昭子随筆録『超二流の写真家』(カタリココ文庫)は、大竹昭子さんが書いたアラーキーの本。今僕は久しぶりに「荒木本」を読んでいる。 そして思う。やっぱりアラーキーは凄い、と。 悪くいう人も中にはいるけど、写真を見れば判るはず、…

個展、始まっちまうよ。

昨日、ラウンド・ミッドナイトに、というほどの夜更けでもないが、その少し前に写真展の搬入を終える。 これまで自分の頭の中にあった未知数の写真の束が、いざ目の前の空間に現実として現れてしまうと、僕はひとまずガッカリしてしまう。落ち込むのである。…

他所者の、立ち位置。

今日の夕方から個展の搬入なので、今朝の撮影はとても無理でした。 忙しいのにこの前に日曜は田舎に帰ったので、この平日は夜に朝に作品展示の最終準備で倒れそうな心持ちでした。なので、今日の写真は先週の残りです。 個展の準備もさっきやっと目処がつき…

お地蔵さん。

田舎にて。今朝、撮った写真。 トンネルができて使われなくなった旧道に、ポツンと座るお地蔵さんを見つける。 子供の頃は自転車で幾度かここを通って、このお地蔵さんにも出会っていたはず。今はほとんど人も通らなくなり、お地蔵さんを気の毒に思う。 でも…

とびだす3人。

今回の写真は、先日の日曜、写真展のDMを配布しながら撮った写真です。 酒井一貴・写真展「name is kyoto』のDMは、 以下のところに配布させていただきました。 ありがとうございます。 AMS写真館 カメラのナニワ 京都店 京都芸術センター クリエイト銀座本…

トポグラフィクスと、私。その3。

春の日。 陽が傾いてくると、誰の姿もきれいに見える。 平和な夕刻の風景。日常の姿。写真を撮る。 でも、そんなことでは済まされない。 そんなことだけで、高を括る訳にはいかない。 その考えだけは、自分の中にある。 日常の気分に流されていては、もはや…

終わりの季節。

今朝は近所の桜を写す。遠出はしない。 今朝も作業しながら、ラジオ深夜便を鳴らす。 八代亜紀特集・演歌編をやってた。 午前3時のファズギターよりも、午前3時の『舟唄』の方が心に染みる年齢になった。 イントロのメロディを聞くだけで、夜更けの港の情景…

「トポグラフィクス」と、私。その2。

人間中心に世界を見ない、という視点。 それは写真の問題以前の話で、今現在、人は自分たち人類をどう見ているのか、そして自然界から見た人類の存在とは、どんなものなのか? という疑問の上に成り立つ。 宇宙と、そして自然の循環の中で人は「不自然」な動…

8位の人。

とりあえずの更新、べつに急ぐことはないのだけど。 カタカナで「ミッチ・ミッチェル」という看板。以前にも撮ったけど、これは今朝撮った写真。 ミッチ・ミッチェルとは、ジミ・ヘンドリクス の後ろでドラムを叩いてた人の名前。歴代名ドラマーの8位らしい…

「トポグラフィクス」と、私。その1。

長く京都で暮らしていながら、京都という街を写真の対象にすることはこれまでなかった。それは京都の街のイメージはすでに写真としても確立されていて、自分自身もそのイメージに沿って写真を撮る必要があるとは思えなかったからである。 時がたち、前作のシ…