日な日な余波ははなやか歩く

週1~2回くらいのペースで、ここで写真展をやってます。「繰り返し」と「凡庸」は写真と人生の本質です。

2023-09-01から1ヶ月間の記事一覧

外側にいる。

出身地の滋賀は関西圏だから、70年代から80年代の大阪発のテレビの影響力は自分にとって絶大だった。 「道頓堀」という地名も昔から独特の感触で耳に残ってきたけど、こうしてまた目の当たりにすると、これが現実なんだと不思議な気分になる。 自分の中に昭…

狙わない写真。

「都市」という場所をきちんと撮りたい。 コロナウィルスによる自粛ムードの間に京都を撮り重ねたことで、そういう考えに至った。 で、5月からの「大阪」通い。 昨日、そして今日。 休日の「寝る」以外の自由な時間の半分以上は、大阪で写真を撮ることに費や…

迷子。

午前10時ごろだったか、早めのお昼ごはんを食べ、ビールを飲み、さらに歩き出すと52歳をすぎたおっさんは、迷子になってしまった。 午前11時を過ぎたので開店したディスクユニオンに行ってみようと写真を撮りながら歩みを進めると、まったくお店にたどり着か…

写真集「敦賀」

帰宅。

滋賀県湖北へ3日間の帰省。 そして今日の夕方、京都に帰ってきた。 この数ヶ月、都市としての「大阪」の風景にどっぷり浸かっていたので、故郷に帰っても自然を愛でる方向に心が向いていかない。 残暑もきびしいし、田舎の風景のあちこちには雑草が生い茂っ…

美化しない。

明日からの3日間、里帰りするので、大阪の撮影は休むことになる。 少しもどかしい。 京都、大阪に並行して田舎では田舎の写真を撮り、それをまとめたシリーズを完成させる。 急がなくとも、自分はいずれ自然には帰る。 別に専門的知識は持ち合わせてはいない…

わざとらしさ。

ウケる写真というのがわからない。 なんのために撮っているのか。 わからないから面白いのに。 目先のことに捕われず、一線を画したいものだ。 小手先のことをやっていても、飽きるのはまず自分。 先が見えてしまうのは、わざとらしくて、つまらないから、技…

のろのろと歩く。

今日は休日。 自由の身。 午前6時半ごろから、大阪西成区の堺筋の西側の界隈を歩きはじめる。 そっち側を歩くのは初めて。 首からカメラをぶら下げてはいるが、街の風景に溶け込みたく、自販機で買ったコーヒーを飲みながら、おじいさんのようにゆっくり歩い…

宇宙の横丁。

前回の続き。 上本町の駅の近くで穴だけの店を発見する。 写真を撮ってその場を後にしてから思い出し、検索して見つける。 クマの手カフェ。 以前、ニュースで見たことがあった。 今朝、目が覚めて部屋のイスに座り、なんとなく机の上を整理し始めたら、唐突…

上本町を歩くのは30年ぶり。

お金を必要としないで生きていけたなら、どれほどさっぱりした気持ちになれるだろう。 そんな事を思いながら、大阪からの帰り道のお昼は、どこでビールを飲むかに悩んでいる。 久しぶりのサイゼリアで昼食。 チーズを肴に1杯目の生ビール。 そして、残りの料…