日な日な余波ははなやか歩く

週1~2回くらいのペースで、ここで写真展をやってます。「繰り返し」と「凡庸」は写真と人生の本質です。

2022-06-01から1ヶ月間の記事一覧

いつも渦巻いている。

写真家とひと口に言ってもいろいろある。 おそらく、自分が職業として写真家をやったとしても自意識がもたない。 あっという間に、自分で自分をみじめに感じてしまうだろう。 「何で?」と思われるだろうが、みじめなものはみじめなのだ。 自分という人間を…

九条山。

今朝は「九条山」に行く。 たぶん3度めの徒歩だけど、「蹴上」からの上り坂が結構堪える。 それでも、行ってよかったと思う。 好きな場所。 とりあえず、 とり急ぎ。

傘が邪魔。

予報では夜明けの時間は雨で、ならば雨の風景を撮ってやろうと大きめの傘を持って出ると、まったく雨は降る気配がない。 そのまんま、最後まで一滴の雨も降ることはなく、曇天の夜明けの街を撮ることになった。 以前にも雨の中を目的地に向かって歩き出すと…

絵にしてたまるか。

写真が創作となり得るのか? ということは置いといて、そういう精神状態でいることは、悪いことではない。むしろ気持ちがいい。何もかもが刺激的に感じられる。 まず、 土台の気持ちらしきものを作っといて、あとは成り行きに任せる。 「絵」にならないよう…

はじまりは、創作で。

「創作」として写真を撮りたいという考えに向き始めている。 自分の中での話だ。 傍目には何の変わりもないかもしれない。 ただ、その方が刺激的でいられる気がする。 理屈で構築せず、撮れた写真の意外性から面白さを掴み取り、それを積み重ねながら、どこ…

見えない自然。

昨年の秋に田舎で撮った写真を選んで並べてみた。 これを書いている今、水木しげるのドキュメンタリーを見てる。 パプアニューギニアを訪ねる1996年の番組。 現地の人々が自然の世界と精霊を水木しげるに体現し見せてあげる。 続けて、遠野を訪ねる2010年の…

決まりのない世界。

shop 、はじめました。 * 昨日午前、録画したNHKBS『21世記のBUG男 画家 大竹伸朗』を見る。そのまま家にいるわけにもいかず、撮影に出る。 モノクロのホワイトバランスを選ぶ。 続けて今朝の写真はカラー。 昨日と今日、撮影行為の臨界点が見つからない。…

夢見が好ければ。

shop、開設しました。 まだ、とりあえずの段階ですが、よろしく。 * 今朝は15,261歩、歩く。 苦い記憶の多い街を、今の自分なら何か見つけられるかもしれないと思い歩いてはみたけど、やっぱりダメ。 風景の発色も良くない。 いくら歩いてもさびしさからは…

さらけ出している。

shop、開設しました。 まだ、とりあえずの段階ですが、よろしく。 「私はあらゆる種類の真実、あなたの真実も誰かほかの人の真実もあると説くが、それらすべての真実の裏には、ただひとつの真実があるのみであり、それは真実が全くないということなのだ。 あ…

答えは無い。

「私はあらゆる種類の真実、あなたの真実も誰かほかの人の真実もあると説くが、それらすべての真実の裏には、ただひとつの真実があるのみであり、それは真実が全くないということなのだ。 あらゆる真実の裏には真実がまったくないと私とこの教会は説く! あな…

1958年、『アメリカンズ』。

ロバート・フランクの『アメリカンズ』刊行は、1958年。 同年にカサヴェテスの映画『アメリカの影』 前年、1957年にケルアックの『路上』 またその前年、1956年にウィリアム・クライン『ニューヨーク』とギンズバーグの『吠える』 ケネディがアメリカの大統…

ロバート・フランクの自作年表。

午前2時ごろに目が覚めて、そのあと眠れない。昨日もそんなだった。 寝転んだまま思いをめぐらせるうちに、ロバート・フランクの『アメリカンズ』の最初の出版は何年なのかを僕は知らないことに気づいた。 午前4時を過ぎて起き上がり、1992年の雑誌『Switch…