日な日な余波ははなやか歩く

週1~2回くらいのペースで、ここで写真展をやってます。「繰り返し」と「凡庸」は写真と人生の本質です。

2022-01-01から1年間の記事一覧

まだ、足りない。

午前6時。 今朝は、阪急「松尾大社」駅で下車。 1年前の大晦日にも嵐山で小雪の舞う中撮影をしたので、今日の大晦日も嵐山で撮影することにした。 夜が明けて空が明るくなるタイミングで渡月橋を渡るために、駅が一つ手前の松尾大社の参道から歩くことにして…

考えない。

朝、4時。 布団から出るのは苦にはならないが、洗面所で顔を洗うとか髭を剃るとかは面倒臭いので、何も考えないで、やる。 家を出てからも、今からどこに行くのかも考えない。 とりあえず出町柳から電車に乗ることだけは決めていて、いざ電車の席に座ってか…

誤魔化せない人たちのおかげで。

今日からしばらくの休日の始まり。 晴れて自由の身。 昨夜のお酒の席は程々の時間で終わり、帰り道のコンビニで買ったミルクレープを前に、部屋でこたつに入って独りお疲れ様の時間を済ます。 感慨も何もない。 * 朝、4時24分に目が覚める。 起きて、身じた…

I'VE GOT A FEELING

休日。 自由の身。 小雨の降る中、午前4時に家を出て、始発の京阪電車を四条で阪急電車に乗りかえ、桂駅で下車。 駅前のセブンイレブンで買ったおにぎりを二つ食べた後、撮影を始めて間もなくに撮ったのが、上の写真。 セルフポートレイトである。 今にも消…

署名なき美辞麗句と理不尽への抵抗。

今朝の京阪電車の駅にて、高級マンションのポスターに印刷された売り文句は、ステレオタイプの京都のイメージに現代人のセレブ欲を煽ったようなもの。 その言葉のセンスに、げんなりさせられる。 その後ホームに立ち、止まっていた始発電車のドアが開いて横…

だんだん明るくなってくる。

先日、11日に撮った写真の続き。 いつも夜明け前に、その日思いついた街に出向いて、まだ暗い路上に三脚を立て、スローシャッターで写真を撮り始める。 歩き出してしばらくの間は、闇の中にボンヤリ浮かぶ明るい外灯や部屋の窓、光る看板なんかに引き寄せら…

めでたし、めでたし。

オードリーのオールナイトニッポンを聴いてから、うたた寝して、起きて、たいして意欲も湧かないし、行先も何も浮かばないまま・・・でも、今朝も写真を撮りに出かけてみる。 空っぽのこういう時こそ、新しい何かが見つかるかもしれない。 始発の京阪電車に…

眼には見えない価値を探している。

休日。 晴れて自由の身。 今週の後半から、腰の辺りから左足の関節にかけて痛みだし、労働の時間中もかばいながら歩いているうちに右足も痛みだす。 そんなわけで今朝の「歩く」は控えめにして、ふだん撮影の終点にすることが多いJR京都駅周辺を今日は出発点…

ザワザワ。

僕ら夫婦は、レイハラカミこと原神玲と大学の同期だったので、昨夜9時のETV『星野源のおんがくこうろん』は自動的に見ざるを得ないことになる。 番組途中に写っていた集合写真には、自分では確認できなかったが、僕も写っていたらしい。 うちの奥さんが言っ…

そわそわ。

夜明けの撮影の帰りのバスは満員。 まだ午前8時なのに。 秋の京都は人が多い。 一度だけ見たことがあるけど、たしかに永観堂の紅葉は綺麗だった。 でも紅葉ひとつで人々が動かされるのは、なんか不思議。 みんな、じっとしてられない。 僕と言えば、昨日の夜…

作品を見るタイミング。

昨日の午後には相当疲れてたはずなのに、夜中に目が覚めるとその後が眠れない。 耐えられず、午前1時半ごろ布団を出て、部屋で『オードリーのオールナイトニッポン』を聴きながら、そして、机に積んだ本を眺めながら、出かける時間までの時間をぼんやりと過…

雨の降る日もあるでのう。

目が覚めて今日が休日だと思い出すまでに、しばらく時間がかかった。 午前4時38分。 少し寝坊したけど、夜明けには間に合う。 京阪電車に乗って「丹波橋」で下車。 しばらく歩いてから撮影を始めると雨が降り出す。 予報より早かった。 歩いていくうちに近鉄…

今日という時間の密度。

文章も一旦書き出すと、書いたことに収集をつけなきゃいけないので大変だ。 ただ、生きる上で自分の中から出てくる問題や課題をどうクリアしていくのか考えるのは、それは自然な流れである。 何もせずにはいられない。 ひとりの人間として。 今日お昼に初め…

言葉で表現するしかない難しさ。

今朝は雨だと予報では知ってはいたけど、布団を出て出かけるまでの時間、部屋にいるうちに雨の音が聞こえだす。 ザーッだ。 さっき見た夢が悪かったのは、きっと自分の心の状態に起因するところが大きい。 そんなこともあって、今朝はパニック気味の脳内を休…

秋の夕暮れ。

秋の夕暮れ。 赤信号を停止すると、目の前を、人が横断していく。 様々の背格好で、人ひとり分の服装をし、違った顔に違った表情。 ひとりで歩いていたり、ふたりだったり、グループだったり。 歩く速さも、歩き方も違う。 話したり、話さなかったり。 それ…

わかってほしい。

昨日の午後、吉増剛造×空間現代の『背』のインスタレーションを見る。 通りかかりに「吉増剛造」の名前が目に入ったので、ふらりとそのライブハウス『外』に足を踏み入れることにした。 以前から僕はこの場所のことを建築事務所か何かだと思って見てたくらい…

ここではない何処か。

休日、晴れて自由の身。 今朝は阪急「西京極」駅から歩き始め、おおよそ東に向かって撮り歩き、最後JR京都駅にたどり着く。 歩数は13,403歩、撮った写真は342カット。 なかなか良い。 光の色が良い日は、いくらでも撮れる。 もとから「京都を撮ってやろう」…

モノクロームの京都は、秋。

毎度。 今日、2度目の更新です。 気が収まらず、ブログを更新する以外に今日1日を終える術が見つかりませんでした。 upした写真は、今日午後に撮影した撮りたてホヤホヤの新作です。 すべて B/W で撮ってます。 撮る前から、そう決めてました。 なかなかよか…

わかんねえだろうな〜は、松鶴家千とせのセリフ。

今朝も京阪の始発電車で座席に座ってウトウトしていると、神宮丸太町駅にて METORO の帰りであろうアナログやCDを裸のまま抱えたヒップホップの4人組が乗ってきて、楽しそうに話している。 若くて声もでかい会話の中、ひとり口数の少ない人がいる。 向かいの…

若松孝二『寝盗られ宗介』を見る。

午後、家に帰ってから途中まで見てた若松孝二監督『寝盗られ宗介』を最後まで観る。 よかった。 原田芳雄が、芸達者で爽快な人柄の、一座の座長役をやってて、見てて気持ちよい。 とりわけ『愛の讃歌』を舞台で歌うシーンはグッときた。 つかこうへいの原作…

その場の「空気」の圧迫。

祝日の休日。 自由の身。 午前4時少し前に家を出る。 今日は電車には乗らず、南に向かって歩く。 「夜の街」を撮ることにする。 久しぶり刺激が欲しくなった。 撮りながら祇園に到着。 路地をウロウロしてると午前5時を過ぎてもあちこちからカラオケの音。 …

大竹伸朗『18』の古本。

先の更新で、写真がダブってしまった。 文章を書くことで、すでに集中力が尽きてしまいました。 書くのも、一度悩みだすとなかなか終わらない。 その後、外で1人、遅めの昼ごはんを食べ、その足で11月恒例の百万遍知恩寺・古本まつりに行きました。 いつもは…

雑に済まさないで。

さっきまでETV『日曜美術館』の牛腸茂雄の特集を見てた。 もち、録画済。 1990年中頃に季刊誌『デジャヴュ』でその存在を知り、まもなく新宿で桑原甲子雄との2人展を見たりして、僕自身も写真の世界に飲み込まれ始めた最中の出来事だったし、その印象は強か…

バランスをとることの難しさ。

今朝も先週と同じく、撮影が終わりに差し掛かる頃に合わせて、九条大石橋の小さなパン屋さんペルメルに立ち寄り、パンを買った。 昨年にお店を見つけて、そして先週末に初めてパンを食べて、結果、僕はこのお店もパンも一変に好きになってしまった(これまで…

I Don't Live Today は免れたい。

朝の撮影から帰って、そのまま1日じっとしているわけにもいかない。 まだまだ撮らなければ今日1日分の気は沈まらない。 12時すぎに家を出る。 歩いていると、昼呑みの店から笑い声が聞こえてくる。 いかにも休日らしい風景。 今の僕には時間もお金もないので…

般若心経の年ごろ。

具体的な予定はほとんど決めないまま、今日も今日とて写真を撮りに出かけるのは、自分がやられてしまわないように、自らの意思を具体的な行動をもって形に現さなければいけないから。 なんか、やられてしまいそうなんだよね。 そんな状態。 怒りとは違うけど…

初音怪談とダイアン・アーバス 。

昨日の夜、家に帰って午後7時。 飛行機のエンジン音が、上空を通り過ぎていくのが聞こえる。 いくぶん秋も深まり空気は澄んできたのか一人浴槽のお湯の中にいると、エンジンの音は普段より大きく聞こえて、そのまま風呂場にいる自分のところに飛行機が墜落し…

アンディと、ブライアン。

雨の休日。 今朝は出かけず。 久しぶりにゆっくりして2度寝する。 昨日と一昨日は合計で60,000歩ぐらいを歩き、出先で写真を撮った。 そして休み2日目の昨日は午後から雨。 この雨なら街には人も少ないだろうと、京セラ美術館に『アンディ・ウォーホル・キョ…

弱い立場。

今朝は北に向かって歩く。 北山通りをさらに上がって、気がつくと上賀茂まで来ていた。 歩いているうちに、若い頃、たぶんこの辺りで、モノクロのトライ-X400というフィルムをカメラにつめて、仕方なく撮っていたことを思い出した。 何かを探して、だけど撮…

自分の眼。

この前の更新がうまくいかなかったので、もう一回やり直しました。 前回のはなかったことにしてください。 何のお店かは確かめなかったけど、窓ガラスの向こう、干したタオルの横にエゴン・シーレの絵を見つける。 若い頃エゴン・シーレは興味があって、今も…