日な日な余波ははなやか歩く

週1~2回くらいのペースで、ここで写真展をやってます。「繰り返し」と「凡庸」は写真と人生の本質です。

歳をとったポール

YouTubeラジオの続き。

歳をとったポールに、『シー・ラブズ・ユー』は書けない、と
大滝詠一は言ってた。

ああ、確かに。

大滝さん自身はどんなだったろう?
ふと考えると、あんまり瑞々しさみたいなのが無かった気がする。
最初から、長老的な印象。

声の性もあると思う。
けど、それだけではない。あんまり、詳しくはないけども。

いちばん音楽が刺激的な、60年代を経験して、
大滝さんの頭の中には年譜みたいなのができてしまったらしい。

だから、自分のやっている音楽のルーツは何だ、というのが
明確に自分の中にあるんだろう。

大滝さんの音楽は、残る音楽。
子供だった僕の耳にも、それは確実に届いた。
えっ、『がんばれタブチくん』もそうなの? ていう感じ、少なくない。

いい音楽、残る音楽、丈夫で長持ち。

そんなこと、どうやって出来るんだろう?と思うけど、
手がかりは、その辺りにあるんではないかしら。

やることに無駄がないのが、長老的。