日な日な余波ははなやか歩く

週1~2回くらいのペースで、ここで写真展をやってます。「繰り返し」と「凡庸」は写真と人生の本質です。

写真について語られる言葉、1

なぜこんなに、だれもがたかが写真で、(とはいっても決して写真を軽蔑しているのではなく、むしろ反対の意味である)作品をつくろうとするのだろうか。芸術も、たかがゲイジュツであって、またそこから出発しなくてはならなくなっている苦しい時代に、なぜ安穏と作品をつくっておれるのだろうか。

富岡多恵子 『写真の時代』毎日新聞社 1978 「キカイの自立性」から

写真の時代 (筑摩叢書)

写真の時代 (筑摩叢書)

写真の時代 (1979年)

写真の時代 (1979年)