日な日な余波ははなやか歩く

週1~2回くらいのペースで、ここで写真展をやってます。「繰り返し」と「凡庸」は写真と人生の本質です。

YouTubeでは、エグルストンも見れる。







11月ともなると、夜明けは6時を過ぎる。
もう結構寒い中、バイクで走っていても辺りは闇の中。
そんな時間に通りを走るのは、ドキドキ、ソワソワする。
ぼんやりしか見えない道をウロウロしてると、目的を見失いそうになった。
郊外の山の中。砂防ダムに続く道にたどり着く。

昨日見たドキュメントの中のエグルストンは、行く先々で、思いのまま淡々とまじめに、そしてじっくりと写真を撮っていた。方法だけなら自分も同じだ。

バイクを置いて、しばらくは歩く。空が青くなってきた。朝陽で雲はピンク色に染まっている。三脚を立てる。
夜明けの空気の中ではどこか後ろめたいような、恐々なような気分。それがゾクゾクして気持ちいい。その感覚は写真に写っていると思う。
気持ちが変われば、考え方も変化する。考え方が変化すれば、物の見え方も変わる。
何か見つけられたなら、それなりに満足はできる。惰性にならないうちに撮影は終わり。ブローニ2本分の20カット。
帰宅は午前7時。