日な日な余波ははなやか歩く

週1~2回くらいのペースで、ここで写真展をやってます。「繰り返し」と「凡庸」は写真と人生の本質です。

欲望は、ボチボチで。







夜明けに近所を撮り歩いたが、それほどの手応えもなく、家に帰った。久しぶりフィルムで撮る自分の意識は固くなってしまったのか、全然ダメだった。陽が昇り、一瞬にして辺りの風景は変わってしまった。何も見つからなかったけど、仕方ない。

昼。桜は人を高揚させる。人ごみに向かって歩いてしまう自分も、その同じ季節の真っ只中にいる。用が有るんだか無いんだか分からない人たちが明るい場所にやってきて、空白を埋めるように見える行動は人ごとではない。だからと言って、手ぶらで帰るのはつまらない。蔦屋書店でブルース・デビッドソンの『サブウェイ』を立ち読みする。その距離で、ストロボをバシャッってやってるとこが凄かった。