日な日な余波ははなやか歩く

週1~2回くらいのペースで、ここで写真展をやってます。「繰り返し」と「凡庸」は写真と人生の本質です。

ゆきゆきて、ガーデン。




ドキュメンタリー映画『ゆきゆきて神軍』。とうとう観た。

1987年公開の当時、昭和時代の田舎の高校生だった僕には興味だけではこの映画を観るまでには至らなかった。
時間が経て奥崎謙三のイメージは大きくなってはいたが、いざDVD本編が始まると案外「奥崎」は普通な人に見えた。
しかし「奥崎」の乗っている「あの車」に度肝を抜かれた。
そして警察の人間は奥崎のことを先生と呼び、「あの車」で東京に行くときには、パトカーが先導する。紛れもなく、そういう人物だった。
だけど、だんだん言動はおかしくなるし、殴り合いの暴力沙汰になるし。病人にも容赦がない。
ジャケットの写真の「奥崎」は一瞬の表情ながら、確かに「奥崎謙三」という人物を象徴している。

面白かったのは、「奥崎」の奥さん。普通のおばちゃんっぽいが、淡々と「奥崎」と行動を共にしている姿が不思議。

DVDについている制作日記も、面白い。
監督・原一男氏の「奥崎」のような人物を撮る大変さが伝わってくる。

変わって、
以下の写真は、我が家の庭。6月17日の撮影。