日な日な余波ははなやか歩く

週1~2回くらいのペースで、ここで写真展をやってます。「繰り返し」と「凡庸」は写真と人生の本質です。

朝が来る。

目が覚めてTVをつけると、小津安二郎の『浮草』をやっている。カラーのやつ。

人の声を聞いて、ホッとする。

寝てる間の暗闇の中では、夢を見てても、心細いものだ。

5時を過ぎても、まだ外は暗くて、そのくせ涼しくもない。

表に出れば、蚊に刺される。落ち葉は溜まっていく。

 

『浮草』のDVDを持ってはいるのに、放送されれば、やっぱり見入ってしまう。

そしてそのたびに、気づいたり、思い出したりすることがある。

人の毎日はそんなことの繰り返し。

さびしくもあり、さびしくもなし。

 

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