コロナウィルスと台風10号の日曜日。
部屋で退屈すると、稲川淳二の怪談話を聞くのが習慣になっている。
この方の話は、人生訓の様相もある。お人柄がにじみ出ている。好きだ。
しかし一日中家にいると、大概頭もおかしくなる。心と体がかみ合わない。
じっとしていられない。
外に出て無意味に風景を眺め、体を動かし、夏の汗をかくことは必要だ。
部屋の中は意味に溢れている。
ゲームをしない自分には、映画も音楽も本もすべて意味を抱えている。
頭がそれを抱え込もうとする。なんとか、それを振りはらわねば。
結果、必要以上の掃除をして、奥さんに嫌がられるのである。