日な日な余波ははなやか歩く

週1~2回くらいのペースで、ここで写真展をやってます。「繰り返し」と「凡庸」は写真と人生の本質です。

2011-11-19から1日間の記事一覧

写真と言葉について、2  荒木経惟「センチメンタルな旅、冬の旅」

今さらながら、すでに古典的な存在になりつつある、この写真集について考えてみたいと思います。 有名なこの文章は、アラーキーの最初の自家版写真集『センチメンタルな旅』からの再録で、後のこの本でも色あせることない、一貫した意思の表明です。その文章…

田園写真、2

家を出るから、生まれた場所は故郷になる。 つまり自分にとっての現在ではなくなるわけだ。家を出るには理由があり、その人にとっての必要、必然があってのこと。 もちろん、僕にもある。 18歳の時、進学をとっかかりとして、家出をする。 公的な家出。出た…