日な日な余波ははなやか歩く

週1~2回くらいのペースで、ここで写真展をやってます。「繰り返し」と「凡庸」は写真と人生の本質です。

2016-04-15から1日間の記事一覧

森と骨、その2

森の日陰に踏み入ると頭蓋骨が転がっていた。はあ、そうか、と思った。その骨は前に見たのと違って黄ばんでいて、生々しさはなかった。 以前に出会った骨は、そこに倒れた瞬間が想像できるくらいに新しく、洗ったように真っ白な鹿の全身の骨で、確かに生きて…