日な日な余波ははなやか歩く

週1~2回くらいのペースで、ここで写真展をやってます。「繰り返し」と「凡庸」は写真と人生の本質です。

家族で海水浴。










夜の間中、外は風が吹き荒れる。
眠り、目が覚め、気がつけば午前4時30分。カーテンを少し開けると外はほんのり明るい。
急いで支度をして、外へ出る。

ホテルの後ろは海。
その海を背に、山へ向かう。
何故に?
ぶらり旅気分、てなわけにはいかないのだ。因果なものだ。他人には理解してもらえないだろう。

山道のカーブ多し、事故現場の看板、誰もいない早朝。少しビビる。
躊躇するが、進む。せっかく来たのだ。進めば何か見つかるだろう。

山道の横道を見つけ、入る。左には沼がある。
入り込むと冷蔵庫の不法投棄。その向こう、納屋か何かの残骸。
三脚を立て、バルブで2回撮る。
何故かはわからないが、そこにだけ「気分」とは違う、自分の求める見たいものがある気がするのだ。
微妙なバランスは探してこそ得られるもの、そんなことを考えながら、本道に戻る。

すぐ、公園の入り口にたどり着いた。
ところどころ日が射す芝生の生えた山頂の公園。その中をうろうろ歩く。
港を望む見晴らしが良い場所は・・・・見ず、ただ森の樹々と光の具合をいくつか写して回った。

ちょっと間違えれば、危うい気分も漂う。
でも廃墟好きなんかとは違う。やっぱり、写真が先。
ただ眼を開いて、眺めてるだけ。