日な日な余波ははなやか歩く

週1~2回くらいのペースで、ここで写真展をやってます。「繰り返し」と「凡庸」は写真と人生の本質です。

誰もが、何かを、待っている。

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曇天。

カメラの設定を戻さずモノクロのままで撮りはじめる。

岡崎・平安神宮界隈には、たくさん人がいたけど、なんだか写欲が湧かない。早く通り抜けたく思った。今日はダメだなと思った。

逃げるように路地に足を踏み入れると、途端にそれが180度変わった。

さっき見た綺麗な街と、そこに集まる人々。

結果がどうあれ、写真を撮るより他にやりたいことが僕にはないのだなと、思った。

そういう羽目になったのだ、僕の人生は。

才能などなくとも、自己満足だと笑われようと、お金で誤魔化せない人になってしまった。

出かける前にTVで見たドキュメンタリー映画『柄本家のゴドー』。

演出家としての柄本明氏の言葉が、自分の中にじわじわと響く。

今日歩いた8,095歩。

その間に、少しでも自分の中に勇気が湧く瞬間があっただろうか?

たぶん、あった。

台本に書かれたセリフを「口にする」役者、それと写真を撮ろうとする行為は、どこか似ているような気がする。

まず意味有りき、ではない。それどころか、目的もわからない。

でもそれを欲する人々。

それ=夢だとは、僕にはどうしても思えない。

 

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