NHKをよく見る。
ETVの『漫勉』が、また始まった。おもしろい。
ひとが、どうやっているのか？ を覗き見できるのは、とても魅かれる。
見どころは、描き直しの場面。
いろんな作家の、登場人物の眼や手などの表情がしっくりこなくて何度も描き直す場面は、そのひとの仕事の瞬間と個性そのものが写っていて、すごい。
全部が密室の世界での出来事というのも、好き。
今までに、萩尾望都、山本直樹、先日のちばてつやの回は録画を残している。
時々見ると、刺激になる。
ついでに思いついたのが・・・・これは、いろんな意味で万に一つの可能性も無いだろうが、この番組で『つげ義春』を見れたなら、それは国宝級だなと思ったりした。 ホントに。
忘れていけないのは、浦沢直樹という人のこと。
同業者の人たちの中で、あのような振る舞いをできることに感心する。
勉強熱心なところと、尊敬をうまく言葉に表せる人柄は、この番組にふさわしい。
この番組が誰の発案かは知らないが、この人なくして、この番組は有りえなっかっただろう。
マンガ界を背負っている立ち位置っぽくなってしまう。自然に。
