正月は冥土の旅の一里塚 めでたくもありめでたくもなし 一休禅師
これをすれば幸せなどと、単純には思えない、嫌味な思考が癖になっている。
ものには両極があって、それを思えば、単純ではいられない。
でも、単純でいられる術を知りたくも思う。
そんな感覚のまま、50年も過ぎてしまった。
正月だからとあらたまるのも、本当は面倒くさい。
のんびりしたいと常日頃思っていても、いざとなると、のんびりもできない。
だから、こうして2回続けて更新してしまう。 言葉を吐き出したくなるのだ。
写真は? というと、お休みが始まってからは毎日撮っているが、
天気予報で聞いていた割には京都市左京区は雪も降らず、雪を撮りたいと思っていた自分としては、予定が狂ってしまった感もある。
コロナウィルスを避ける為、帰省をしない、全くに自由なお正月休み。
こんなこと普通なら堂々とはできない。 田舎はあらゆる意味で責任を伴う大切な場所であるから。
それならそれでと開き直るが、貧乏性だから「この時間を生かさなければ」という意識が帰って空回りを起こし、最後はヘトヘトになる。
それはともかく、
今年は10月ごろ、KYOTO GRAPHYの時に個展をします。
それまでの期間は、後悔のないよう、精一杯アタフタしたいと思います。
あらためまして、今年もよろしくお願い申し上げます。
酒井 一貴 Sakai Kazutaka
2020年 元旦