夏の終わり。
遅ればせながら、家の裏庭の朝顔が咲きだした。
古い種だったから、あまり育たず、もうこれ以上は無理かと思いかけていた矢先につぼみが開いた。
愛着が湧く。
毎朝、水をあげる。余裕があれば、まわりの草をむしる。
小さくても庭のある、マンションの1Fに住んでよかった。
未プリントのネガの整理を始める。
約1年前のもの。
のんきな写真ばかりで、自分に嫌気がさす。気楽な心境など、これっぽっちもないのに。
きっと、やり方がへたくそなのだろう。
それでも我慢して続けると、何とかなるかもと思い直す。
人生は、そんなことのくり返し。
新しい写真雑誌の『IMA』が届く。
雑多な雰囲気とゴージャス感とで、あまり落ち着きの無いというのが正直な印象。
ライアン・マッギンレー(RYAN MCGINLEY)の写真は人気があるようだけど、ホントにそんなにいいのだろうか?
こういう感じでウケがいいというのは、どこかバブルの頃の時代の印象に似てる。
ヘルムート・ニュートンの若返り的な感じ。
カラーより、モノクロの作品の方が良いのではないか。