日な日な余波ははなやか歩く

週1~2回くらいのペースで、ここで写真展をやってます。「繰り返し」と「凡庸」は写真と人生の本質です。

光の振動を感じさせるに足るだけのブルー。

f:id:sakakazupics:20220110061705j:plain

f:id:sakakazupics:20220110062742j:plain

 

 

昨日寝る前に、フェリーニの『アマルコルド』をちょっと観て、そして今朝も帰ってから続きをちょっと観て、その画面の構図と色の良さにうっとりする。

 

「赤や黄色で表現された光の振動に空気を感じさせるに足るだけのブルーを加える」というセザンヌの言葉を最近本の中に見つけた。これか、と思った。

 

フェデリコ・フェリーニの映画は登場する人たちの様々な動作や物体が作品を鑑賞する人の目にくっきりと残すのは、きっと偶然ではない。青色を下地にした画面の中で、作り手としての重要な力を、そこに注いでいる。

それでいて映画の中の物語やセリフからも解き放たれた自由さは、一体何なのか。フェリーニの謎だ。

 

ふと黒澤明の『どですかでん』を思い出す。フェリーニ的なものがあの映画にも在ったように思う。とはいえ、確実に黒澤明の署名が入ったものだけど。

 

 

今朝は、阪急の「松尾大社」駅から歩き始める。

昨日は街の外側で自然との境界あたりの風景を撮ったけど、今朝は桂川を早々に東へ渡り、街の日常的風景を撮って回る。

正直、何が撮れたのかは自分でもよくわからない。

 

f:id:sakakazupics:20220110070034j:plain

f:id:sakakazupics:20220110064915j:plain

f:id:sakakazupics:20220110063347j:plain

f:id:sakakazupics:20220110065245j:plain

f:id:sakakazupics:20220110063851j:plain

f:id:sakakazupics:20220110070831j:plain

f:id:sakakazupics:20220110071250j:plain