日な日な余波ははなやか歩く

週1~2回くらいのペースで、ここで写真展をやってます。「繰り返し」と「凡庸」は写真と人生の本質です。

懐かしい未来。

f:id:sakakazupics:20220312101620j:plain

 

f:id:sakakazupics:20220312101540j:plain

 

f:id:sakakazupics:20220312101440j:plain

 

4月の個展の展示写真を選び、ラボへのプリント注文を済ませて、気持ちも一段落する。

1年と4ヶ月くらい続けてきた夜明けの撮影も、一段落させる。

ギャラリーの方で作っていただく個展のDMも校正が終わり、もうすぐ印刷会社に場所を移す。・・・などと他人事みたいに言ってますが、僕も平日は印刷会社に勤務しています。発注元が僕ではないので、他所さんでの印刷です。それも気楽で良いです。今の時期、会社は忙しいので・・・昨日も大変だった。ヘトヘトです。

そんなわけで、今朝は撮影はなし。午後には撮影するつもりだけど。

 

 

今後も朝の撮影は続けるが、やっぱり次のことをやりたい。すでに始めているシリーズもあるのだけどそれは「自然」寄りなので、京都にいる限りは「街」寄り・「人」寄りの写真を撮りたいと思っている。

「次のこと」とか言いながら、はた目には大して変わりないかもしれないが。

 

 

ヘンリー・マンシーニの『ムーンリバー』

FMラジオからカセットテープに録音して、何度となく聴いた。

友達の影響で映画に夢中になったのは、高校1年の頃。

映画音楽専門の番組から録ったいくつかの音楽の中に、『ムーンリバー 』もあった。

今となれば、古き良きアメリカだろうが、当時はとにかくロマンチックに聞こえた。

 

その時の部屋の窓から眺める外は、畑。山の中の小さな村である。

何となしの運命と偶然で生まれ育った田舎の風景の中、僕は自らの未来を思い描いた。

映画や音楽は、僕にとっての未来そのものだった。

 

時がすぎ、2022年今年の正月。京都にて。

ピーター・バラカン氏のNHK FMの番組で聴いたジェームス・テイラーの『ムーンリバー 』は、新しい年の家の中の空気を、心底ほっこりさせた。

アルバムも購入した。

『アメリカン・スタンダード』

このCDをコンポのそばに置きっぱなしにして、とにかく、よく聴いてます。

寝る前に聴いてから布団に入る。すると、今も僕の胸を焦すのです。

歳のせいかしら。

 

 

f:id:sakakazupics:20220312102122j:plain

 

ティファニーで朝食を』の冒頭は、早朝の街、「ティファニー」のお店の前。

僕はこのシーンが好きだ。自分が写真でやっていることにも共通するものがある。

 

 

f:id:sakakazupics:20211123063208j:plain

f:id:sakakazupics:20211123064000j:plain