日な日な余波ははなやか歩く

週1~2回くらいのペースで、ここで写真展をやってます。「繰り返し」と「凡庸」は写真と人生の本質です。

滋賀県立美術館は、初めて。

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午後、滋賀県立美術館に行く。初めて。滋賀県出身なのに。

JR琵琶湖線、瀬田駅から美術館までの往復を歩きながら撮影。

そして、企画展『人間の才能 生み出すことと生きること』と、2つの常設展を見る。

 

常設展のことは全く考えになかったけど、これが良かった。

昔、公募展の審査で僕の『犬』という作品を褒めてくれた、赤瀬川原平さんの千円札の作品を展示していた。本物は初めて見る。ジムダインやドナルド・ジャッドにピカソのドライポイント作品や、ウォーホル、リキテンスタインもあった。

作品点数が多すぎず、程よい感じなのが良かったのかもしれない。

日本画の「小倉遊亀」という人の作品も良かった。生涯一貫して若く可愛らしい作品。

『画人像』『春日』なんかが、特に好み。

 

そして本題の企画展に入場。  いやあ、圧倒された。

最初の2人を作品を見るだけで、めちゃ時間をかけた。それほど、見所があった。

 

作品の中味の構成力、デザインする「力」というのは、人間が持っている野生的本能なのか?

どうやらアカデミックな教育だけが生み出すものとは限らないらしい、そんな気がした。

 

描いている本人、作っている本人たちは、見せることを前提にして作っていないという凄みは、作品にどこまでも圧倒的な存在感を作り出す。ヘンリー・ダーガーなどは、その局地だから絶対に僕は無視できないし、それはこの展覧会の人たちも同じ。

 

評論・評価はしたくないので、これ以上は書かないが、作品に気取りが入ったら・・・いや、絶対入ってしまうな・・・そんなんではダメだな・・・そんなこと考えられないほどの何かがないと・・・自らを引き締めないと・・・と思う。

 

 

 

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