日な日な余波ははなやか歩く

週1~2回くらいのペースで、ここで写真展をやってます。「繰り返し」と「凡庸」は写真と人生の本質です。

立花隆事務所、猫ビル。

 

 

 

今日、2度目の更新。

昨夜まで東京にいて、今朝夜行バスで帰ってきました。

 

友人宅を後にして夜までの空き時間に、久しぶりの東京で何がしたいか。 

まず頭に浮かんだのが、亡くなられた立花隆さんの事務所「猫ビルが見たい」でした。

地下から出てきて東京ドームを背に、「たぶん・・・」の方向感覚で歩き出し、Googleマップ

で実際と照らし合わせながら歩くと、上の写真の坂の奥の曲がり角に、それはありました。

 

 

 

 

 NHK BSの『見えた 何が 永遠が~立花隆 最後の旅~』を見て、中の本棚はすでに空っぽなのは知っているが、青いドアの取手は外されて、その穴を塞ぐための緑のガムテープを見つけると、やはり寂しい気持ちになる。 

 

 



 ビルの先端に描かれた猫の顔が、立花さんのイメージと直結しないのが、なんだか良い。 単なる思いつきなはずはないが、その具体的理由は、僕は知らない。 それにしても、まずは「眼」なんだろうと思う。  「見る」ことなんだろうと思う。

  『人間大学』 の武満徹の回で、才能を認められなかった時の武満徹の悔しさへの共感する涙が、印象に残る。