理論や理屈を書き出すと、そのつじつま合わせに気を取られて文章を書く楽しみが失われ、もともと面白いかどうかもわからないものが、さらに何の味もなくなるのだ。
前回に書いた文章も、人に理解してもらえるかどうかもわからない代物だった。
でも、書かざるを得ないわけだ。書くこと自体が自分の中の安らかさを作ってくれるから。
抽象的な表現は、それでしか獲得できないものがある。
それこそが文学という領域のなすべき仕事のひとつだと思う。
僕は読書家というほどではないが、本は好きだ。
前々回だったか、部屋の本の一部、写真集が積み上がった机の写真を載せたけど、それ以外の本も含めてたぶん1,000冊近くはあるんじゃないかと思う。
持ってる人から比べれば大した量でもないが、故・立花隆氏の猫の柄の事務所などは一棟の中にどれほどの本があるのだろう、凄かった。
本というメディアは発明だ。情報や表現の収め方が素晴らしく、面白味もある。
その一冊の「中」ことを、ひとつでも本当に獲得できたならば、自分の人生も少しはまともになると言えるんじゃないか、そう思う。
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休日の今日、さっき、個展のDMの出来上がりが届きました。
写真の構成がとてもかっこいいです。気に入ってます。
デザインしてくださったUMMMの藤井さん、そしてコメント文の翻訳していただいたギャラリーの松尾さん、ありがとうございます。これからもお世話になります。
写真展のDMは、近々配布していきます。配布場所は、この場でお知らせします。
DMを撮影した写真も後ほどupします。興味のある方、お手にとってご覧ください。
今回の写真は、「石清水八幡宮」で撮ったやつの残りです。