日な日な余波ははなやか歩く

週1~2回くらいのペースで、ここで写真展をやってます。「繰り返し」と「凡庸」は写真と人生の本質です。

海までぎりぎり。

 

 TVで戦争のニュースを聞くと、もうすでに嫌な時代が始まっている気がしてしまう。 とても重苦しくて嫌な気分。 当事者たちは、毎日どんな気持ちなのだろう?  その日常が計りしれない。

 今朝は大阪環状線の「大正」駅で下車。 近くに京セラドームが見える。 実際、歩いて写真を撮る。 甲子園では昨夜、阪神タイガース日本シリーズへ勝ち進む。 「あれ」だけが明るいニュース。

 戦争と野球。 それが距離を置いて同じ時代の同じ時間のことだから、なんとも言えない。 50年以上生きてきて、これまでもそんなニュースは何度もあったはずななのに、歳のせいか、別の頭で考えることが出来ない。 どちらかと言うと、絶望の方が勝ってしまうのだ。

 

 

 

 

 Googleマップ大正区を見てみると、それほど大きくない埋立地が橋でつながっている。 島々の集まりの大阪湾。 今日の今日まで、大阪の街をそんなふうに見たことなかった。 大阪の街は懐が深い。

 

 

 

 

 

 

 

 写欲にまかせて歩いていると、いつものように方向を見失い、そこでまた思わぬ出会いも生まれる。  寛平ちゃんに猫ちゃん。 後、阪神高速沿いをワープする歩道橋。 高いところは苦手で怖かったが、なかなか面白かった。

 

 

 

 

 

 

 

 見下ろす河には船舶が停泊する。 すぐ横に打ちっぱなしのグラウンド。 海まではまもない近さなのであろう。 それはまた今度、確かめに来よう。

 

 歩道橋を降りると西成区。 そのまま歩き続けて大国町から、なんば・千日前、そして心斎橋から淀屋橋まで。 

 今日は京都に帰ってからも、用があって結構歩いたから、歩数で言えば3万歩近くになった。 それでも幾らか体力に余裕が残る。 自分の足腰は今も鍛えられている。