アレック・ソス「 I KNOW HOW FURIOUSLY YOUR HEART IS BEATING 』
人の心の奥は、腹の底はいつも騒ついっているというのは、写真のひとつの撮り方であり、人間の見方、眺め方。
今さらニコパチで撮るというのはやりたいことだとは思わないが、相手が笑ってくれるのなら、やっぱり嬉しいもの。相手もムスッとしたまま写りたくはないだろうし。
相手が意識しないタイミングで撮る、そんな写真。
この本は部屋の中で撮った写真ばかりだということ。場所はどこでもよい、世界のどこかにある部屋の住人らしい。
単なる一枚の写真になるから、意味も生まれる、と思った。