日な日な余波ははなやか歩く

週1~2回くらいのペースで、ここで写真展をやってます。「繰り返し」と「凡庸」は写真と人生の本質です。

来週10/6(水)から、写真展『horizon horizon horizon』始まります。

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僕の写真展『horizon horizon horizon』が、10/6~10/17の期間で開催されます。

 

 

ヴォイス・ギャラリーは、老舗ライブハウス『磔磔』を数十メートル南に下がると、左手にあります。四条河原町近くで、買い物ついでに立ち寄れる場所です。

ぜひともお越しください。

 

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写真展の内容を、お知らせします。

 

個展としては、14~5年ぶりです。

その間は写真を撮っていなかったというとそういうわけでもなく、ひたすら地道に撮り続けていたのですが、 確信に近づく何かがよく見えず、 そのうちにそれまでメインで使ってきたフィルムカメラのマミヤ「RZ 6×7」が壊れ、 部品の生産終了により修理もできず、 そうして持ち替えたデジタルカメラで撮り始めるうちに、気がつけば今のような状況に至りました。

 

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タイトル作品の『horizon horizon horizon』は、まだ薄暗い夜明けの時間に撮影した写真で構成したシリーズです。

 

夜明けの光による色の美しさを撮りたいということはもとより、夜明けの時間には人の心に区切りをつけるとともに、すべての生き物にとっての「生きる」に強く影響する何かがあるはずだという考えも持っています。

 

写真的な立場から考えると、夜明けの光によって得られる色彩は、風景から「日常」を剥ぎ取り、そこに「在る」物の当たり前な意味をゼロに戻してしまうような、そんな感覚をもって、僕は写真を撮っています。

 

今回の展覧会では、このシリーズの考えを継続して現在撮影している

『name is kyoto』というシリーズからも一部、展示します。

 

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また、個展タイトルの『horizon horizon horizon』の写真集も作りました。

現在、 KG+SQUARE(七条烏丸西入ル、京都中央信用金庫 旧・厚生センター)にて、取り扱っています。

 

写真集の表紙は、真っ白の気泡紙という紙の、左寄り中央に青いラインが入り、透明の箔によってタイトルと作者名が印字されています。

一見、何かわからないけど・・・よく見ると!っていう感じになってます。

 

 

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上は製本前の平らなままの表紙を撮影したものです。

タテのタイトル文字の部分が、背表紙になります。

サイズは、240mm×190mm×5mm

本文は、50ページ。

写真は、31点収録しています。

 

価格は、¥2,860(税込み) です。限定150部で、作者サインとナンバーが入ります。

展覧会の期間中は、ギャラリーの方でも取り扱いします。

 

展覧会の展示と写真集は、作品の内容を意図して、それぞれに合わせたカタチにまとめているので、内容が少し異なります。

 

ですので、皆様には展示と出版の両方をご覧いただけることを、作者としては、心から望んでいます。

 

是非ともご覧いただくよう、よろしくお願い申し上げます。

 

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