日な日な余波ははなやか歩く

週1~2回くらいのペースで、ここで写真展をやってます。「繰り返し」と「凡庸」は写真と人生の本質です。

個展、『見物』(けんぶつ)の思い出。



この展覧会は、自分にとって2回めの展覧会です。

DMによると、1998年の9月8日〜9月13日の6日間、開催したと書いてます。
当時の僕は27歳、短い会期ではありましたが、楽しい展覧会でした。

大学の後輩の紹介で、三条河原町東入るにあった「立体ギャラリー射手座」で、準備の時間はあまりない中、急遽、開催したように記憶しています。残念ながら、この「射手座」は閉廊してしまいましたが、オーナーから運営をまかされていた渡邉さんには大変お世話になり、この「射手座」では計3回の個展を開きました。

内容としては、自分の身の回りに在るものや、風景、動物などをあらためて見て回ろうとしたもので、見慣れたものを初めて見たような感覚で写真におさめていこうという考えで制作したものです。

当時の僕は、自分の暗室でプリントしたモノクロ写真を発表していました。上の写真はその1枚です。
写真という「手段」を手に入れるには、自分で現像・プリントすることが重要だと考えていました。