日な日な余波ははなやか歩く

週1~2回くらいのペースで、ここで写真展をやってます。「繰り返し」と「凡庸」は写真と人生の本質です。

続ける。

 

 今朝は、窓の外は雨。 

 今夏のお盆は台風7号のため帰省を断念。 今朝は撮影にも出かけないで、家にいる。 だから楽・・楽だけどしんどい・・という、どっちつかずの状態。

 

 今日upした写真は、昨日の朝に撮ったもの。

 いつも通り、5時の始発で大阪は終点の淀屋橋で下車し、南西方向に向かってとりあえず歩き出したものの、マンネリを脱して次なるものを掴み取るにはどうすればいいのか、そんな鬱々状態で歩いていると、飲み屋さんの窓。

 

 

 ガラス越しに配置された物たちを撮ってその場を立ち去ろうとすると、お店のドアが開いて、お店の人が出てくる。

 てっきり叱られるかと思いきや、店内も撮ってくださいとのこと。 あまりにオープンなお誘いに、最初は遠慮の塊だった自分の心も、徐々にチャンスの心に変化し、ありがたく中に入れさせていただくことにする。

 

 

 

 

 

 

 写真は、店主さんとお客の「ネーさん」。

 

 お店は昨夜から今朝にかけての営業の閉店間際。 こちらは京都から始発電車に乗って写真撮影に大阪にやってきましたという、そんなギリギリの接点で居合わせ、その偶然の面白さに嬉しくなる。

 写真を撮らせてもらったお礼にラテを発注し、自分もちゃんとしたお客になってお話をさせてもらった。  人見知りな性格の自分にも、こんなことが起きた事実に、今日も大阪に来て良かったと思った。 2人には前回の個展のDMを渡した。 

 そのお店のショップカードはなく、双方の名前も名乗らず(DMは渡したが)、それでいて互いの存在の核心に話は直行するという、不思議な時間でした。 ありがとうございました。

 

 

 その後も、そこでもらったリズムは崩さずに、梅田までの行程を夢中になって撮影した。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 すれ違う人たちのそれぞれの散らばり具合がはっきりと見えてきた気がして、少し前に進めたかという印象は残った。