2019-01-01から1年間の記事一覧
風景のひとつひとつ細かいとこを見ていくと、漠然とした個人の日常は消え失せる。 とは言うものの写真を撮る人は、身近なモチーフでことを済ますのは気が進まない。じゃあ、どれだけ距離をとれば身近じゃなくなるのか? もともと距離の問題ではないのか? 場…
『ほぼ日』の本の宣伝メール『生きているのは なぜ だろう。』・・・「この本には答えがあります。」だって・・・・。へえ〜、そうなの? そんなものあったってしようがない。答えは風の中でいいじゃないか。型を作るのは、よくない。 志ん生の『びんぼう自…
「新しい時代」だというけれど、人間ということだけで考えれば、たいして希望も見出せない。 自然になれない不自然さで、同じところには止まれない人の生活。杉本博司じゃないけれど、縄文の時代はよかったなあなんて、知りもしないのに思ったりする。 連休…
連休も最後日になると、自分の時間の使い方はこれで良かったのか?と自問自答を始める。 街をウロウロしながら、ビールを飲んだり、そばを食したり、見たいものを見て、買いたいものを買い、そしてとにかくもかくにも写真を撮った。 今日本屋さんで「さくら…
上辺の薄っぺらな日常がなくなり、その下の重たい日常(人生みたいなもの)が、姿を現しだした。そのせいか、寝ていても変な夢を見る。思いもしないような。 こんな自由な時間ていうのは、なかなかに恐ろしい。(金儲けとしての)仕事しないで済むのはありが…
3月に姉が亡くなったので、気がつけば、そのことを考えてしまっている自分がいる。 今日は休日らしい1日。青い空に、木々の緑が濃い。 時間を持てあます自分を振り切り、できる限り、一生懸命生きてみる。
フェルメール展(大阪市立美術館)に行ってはみたが、何の感慨も味わえず、何だったのだろう?という感じ。 作品は人影に隠れて全体を見れず、何かを感じる暇も無く、実物感さえギリギリの感じ。他の人の作品も含めて、結構クリアな感じの絵だったけど、フェ…
アレック・ソス「 I KNOW HOW FURIOUSLY YOUR HEART IS BEATING 』 人の心の奥は、腹の底はいつも騒ついっているというのは、写真のひとつの撮り方であり、人間の見方、眺め方。 今さらニコパチで撮るというのはやりたいことだとは思わないが、相手が笑って…
「疑問があるから大悟あり」。今さっき、TVで聞いた言葉。 客観的視点あってこその言葉だね。悩んだ量だけ、その次に意味が生まれる。
根拠のない補正は、写真をダメにする。 僕にはそれをやる理由が見つからない。だから、やらない。 人は自然の一部にしか過ぎない。人中心でこの世界の物事を捉える考えには賛同できない。世の中自体がそうなっている。誰にも止められない。 せめて写真だけで…
夜明けに外に出て桜を撮ろうとはしたが、桜がキレイだという理由で写真にしても、今さらどうだというのか。 調子が良ければ動画も撮りたいという望みも実現せず、結局は普通に近所を撮って歩いた。成り行きで桜も画面に入ってから、まあ、そんなんでいいかと…
どんな事情が人にあるにせよ、時間は均等に進んでいる。人は時間の中で生きている。 過ぎた時間は戻ってこない。時間は人のために存在しない。 それでも感情の温かみは感じ取ることができる。投げかけるより、受け取ることが出来る人生は素晴らしい。幸せは…
寂しくも、賑やかな、人恋しい気分。風景が違って見える。
読みたい本、音楽、映画にドキュメンタリー、いっぱいある。 上の写真の『ジョン・レノン プレイボーイ インタヴュー』は、歴史的な本。古書で4000円払って買っても、読む価値はある。横尾忠則のシンプルなデザインは、古びて黄色くなっても格好いい。 働い…
録画した映画は気分が乗らなくてなかなか観れないから、 東海テレビが作ったドキュメンタリー『人生フルーツ』ばかり観ている。 津幡修一さんと英子さんという素敵な老夫婦の、とても綺麗な生活。 それが何度見ても、心地よい。幸せな気分になれる。頑張らね…
枕もとの灯りの中だけで時間を過ごせたのなら、最高だなと思う。 別に引きこもりの話ではない。頭の中の冒険の話。 例えば、蔵の中で過ごす江戸川乱歩みたいなのに魅かれるのだ。 ポツンといる「存在」が好き。 昔からそんなものの考え方をしている気がする…
夜明け前、フェリーニの『8 1/2』を観る。 映画監督のグイド(マルチェロ・マストロヤンニ)は、次作の構想がまとまらず、有名監督の周りに群がる人々の中で、苦しい時間を過ごす。混乱と混沌。妄想と現実。生々しいセリフの数々は、古びることがなく、ハラ…
今日は休日。 TV番組『ワイドナショー』を見てたら、この先の人の心と世の中がどうなっていくのか不安になって、見るのをやめる。代わりに録画してたETV特集『熊を崇め熊を撃つ』を観た。 東北のマタギの姿を追ったドキュメンタリー番組。熊を撃つことだけで…
吉田山を白川通りに向かって歩いたのは、いつのこと。思い出とかじゃなくて、写真の記憶。思い出はいらない。 写真を撮ってただけで、他には何の内容もないのだから。
部分的に、写真を撮ってもよいということだったので。 何となく知ってたボルタンスキー。大阪・国立国際美術館にて。 作品によってはホロコーストのことを扱っているというので、全体が重くて暗い会場内。丁寧に観ると、これは疲れそうと思い、体感するよう…
お参りをして、おみくじを引く。昼ごはんを食べた直後だったから、とくに何も食べず、写真を撮って帰ることにした。 家で録画したキューブリックの『シャイニング』やら、みうらじゅん『最後の講義』を見たりした。