日な日な余波ははなやか歩く

週1~2回くらいのペースで、ここで写真展をやってます。「繰り返し」と「凡庸」は写真と人生の本質です。

希望

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「新しい時代」だというけれど、人間ということだけで考えれば、たいして希望も見出せない。

自然になれない不自然さで、同じところには止まれない人の生活。杉本博司じゃないけれど、縄文の時代はよかったなあなんて、知りもしないのに思ったりする。

 

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連休に実家の庭を眺めていたら、植物の生命力に圧倒された。多分秩序みたいなものはあるのだろうが、その場所の中で無限に命が咲いている。

夜明けに河川沿いの山々を眺めていても、木々の枝やその奥の地面にも燃えるような溢れる緑。それは宇宙と同じ。

 

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人が少ないところ=田舎、と人は言うが、それは表と裏という関係であって、その表は人だとは限らない。人は自然の一部だ。それだけでしかない。

そのことを思うと、なんだか希望が持てる気がする。