こうしてスナップ的に、その時々の風景を切り取る。
写真にとってそんな時代は、もう過ぎ去ろうとしている。
様々なアイデアと技術を駆使して、見たことのないものを見せようとする、
それが良いことなのか、悪いことなのか、よくはわからない。
ホントいうと、どこまでも追いつくことができない現実を写し取るというのが、
写真の(真実かどうかはわからないが)大きな役割だった。
そして、自らの考えの範疇で、写真をデザインするようなことは本来、無謀でバカバカしいはずだったのに。
不必要だった「わざとらしさ」が、現実的に見えだしたのか。
「わざとらしさ」を覆い隠せるほど、技術が進歩したのか。
しかし、嘘は単なるウソではなく、リアリティーを持った、仮定としてのウソ、つまり
表現としての全部が「上手」になったのだろう。
面白いんだか、不幸なんだか。
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