仕事が忙しくなるにつれ、日常も高揚する。
見知らぬ街に出かけ、写真を撮り、
未プリントのネガを整理し、
キャビネにプリントした写真を選ぶ。
自らの身勝手で始まったことだから、ずっと身勝手をすることに、いつだったか決めた。
それにも増して、今、『キリンジ』が素晴らしい。
マイブームと言ってしまうのは、ちょっと違うのだけど。
『千年紀末に降る雪は』などは本当に感心した。
いったいどこをどうすれば、こんな音楽が生まれてくるのだろうと思う。
既存のスタイルにまかせない意思を実現しているとこが、何とも惚れ惚れしてしまう。
兄弟での活動を終了して、未だ衰えない意欲。
聴く側のこちらとしては、楽しみが増えたどころか、完全に飲み込まれてしまっている。