日な日な余波ははなやか歩く

週1~2回くらいのペースで、ここで写真展をやってます。「繰り返し」と「凡庸」は写真と人生の本質です。

昨日、今日。









昨日の朝。

青々とした庭の苔の上に、鳥の屍骸を見つけた。猫か何かに捕まったのだろう。首と胴体が切り離されていた。
しばらく眺めてから部屋に戻り、Eテレのテレビ体操を10分間してから、三脚に6×7カメラを乗っけてもう一度庭に出た。

迷いはしたが、結局はその屍骸を撮ったのだ。悪趣味なのかと言えば、たぶんそんなことはないと思う。
緑の苔の地面をトリミングしたその端に、その屍骸を配置して、淡々と撮る。パッと見、屍骸だとはわからない。内蔵の赤色もちょっとしたアクセントになっていたかもしれない。自然は何でも起こりうるから自然。人の感情とは別の話。

今朝もう一度見に庭に出てみたら、羽だけを残して屍骸は消えていた。イタチか何かが食べてしまったのだろう。