台風19号のおかげで旅行は無くなったとはいえ、少しは旅行気分を味わいたい、だから奈良に行こうよ、と家族に提案して、案は採用・・・で、出かけた。
当然、写真は撮るのだけど、できるのは観光写真。
こういう場合いつも思い出すのは荒木経惟・荒木陽子の著書『愛情旅行』。陽子さんの面白くて、幸せな気分にさせてくれる文章と合わさった写真たち。良い写真。
う〜ん、でも僕は無名だし。
そうして迷った挙句、自分なりの結論は、「たくさん撮った中にふと垣間見えた《しじま》のような一枚、どこでもなく、いつでもなく・・・みたいなものが写ればいいなと、この先そういうものが結晶のように残ればいいな」、と望んだりしている。