日な日な余波ははなやか歩く

週1~2回くらいのペースで、ここで写真展をやってます。「繰り返し」と「凡庸」は写真と人生の本質です。

ゴッホは昔から好きだった。

 

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目が覚めたら、まもなく午前5時だったので、朝出かけるのはやめにして、映画『永遠の門 ゴッホの見た未来』を見る。

30年くらい前のティム・ロスゴッホ役をやった映画と違って、この作品は耳を切り取ったり、撃たれたりするような痛い瞬間は映画には描かれてなかったのでホッとしたが(この作品では自殺ではなく他殺的な感じで描かれていた)、子供に石を投げられたり、女に罵られたり、つらい場面がまあまああった。

死後の評価を考えると、他人の評価とは一体なんなのか、考えてしまう。

で、まあ、そんなものかと考えが落ち着く。

別にゴッホだけが正しかったわけでもないだろうし、変人扱いしたアルルの人たちや批評家が間違っていたのでもないとも思う。

初めから答えなんてなかったのだ。

でも人間は、人間中心に物事を考える動物だ。

いくら自分の仕事をゴッホはわかっていたとしても、つらい仕打ちに対して精神がやられるのも無理もないことだ。。

だから僕などは、そのことを無視して「いい絵だなぁ」とは言えるほど無責任にもなれなかったりする。

いろんな先人がいて、芸術の幅は広がった。

 

映画を見たことで1日の良い滑り出しだったはずが、午後は充実の緊張感が途切れた途端に、自分の中の何かが変わってしまう。

空は曇りだしたら自分の気分も浮上せず、当てがあるいうな無いような感じで、最終的に18,074歩を歩き、319カット撮った。

たくさん撮るには撮ったが、結局迷いが消えなかっただけである。

さりとて、全部が悪いと決め付ける必要もなく、ポツンと良い1カットが潜んでいる場合もあったりする。

知らんけど。

 

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グループ展で、写真展示しています。

ご高覧、宜しくお願い申し上げます。

 

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