日な日な余波ははなやか歩く

週1~2回くらいのペースで、ここで写真展をやってます。「繰り返し」と「凡庸」は写真と人生の本質です。

なりゆきでハングリー。

 前回の更新だったか、「なんば」を撮るのは飽きたと書いておきながら、今朝の撮影は「なんば」から始めた。

 にぎやかな場所は心が躍るからという理由からだが、しかし実際に歩くのは午前6時半の早朝だから人影は少ない。 その上、空は曇天模様。 だから街の発色も良くない。 故に心は踊らない。 まあ、いいさ。

 先日と同じく、写真を撮りながら通りのお店の看板が目に入るたびに、何を食べようかという迷いが頭の中を行き来する。 写真に心が奪われないから。

 

 なんばから心斎橋、そこから南西側に大きく回り道して新世界へ。 そこからまた北に上がって日本橋からなんば・心斎橋を再び徘徊する。 

 黒門市場は海外からの観光客で朝から大賑わい。 お寿しにうなぎ、そしてカニカニカニ。 銀河鉄道に乗って食べ物が美味しい惑星に下車した『星野鉄朗』の気分になる自分。 でも実際僕が食したのは、美味かろう、安かろう、早かろうの吉野家の牛丼の並と玉子。  頭の上には常に良い写真への欲求が載っかっているのだ。 仕方がない。

 

 月末は(結局ずっと)懐具合は良くない。 それをバネにして、心の「ハングリー」をキープするのだ。

 今日の大阪行きでは、26,474歩を歩く結果になったが、無駄足も多かったから、ずいぶん疲れた。

 新しく買い替えたコンバースの性か、右足の小指が痛い。 京都に帰って京阪電車を降りた頃には、どうにも歩きにくい状態。

 お昼ご飯には帰り道の「百万遍」のお店「おむら家」の店頭で目に入ったチキンオムライスのお弁当とビールを買って帰る。 帰宅後それを食べて、レコードを聴きながらこの文章を書いて気がつけば午後4時。 1日があっという間に通り過ぎていく。 時間をくれ!