日な日な余波ははなやか歩く

週1~2回くらいのペースで、ここで写真展をやってます。「繰り返し」と「凡庸」は写真と人生の本質です。

1月の雨の朝。

 ひさしぶりに雨の朝。 いつも通り、始発電車で大阪着。 雨の朝なりの何かが撮れたなら良しとしよう・・・ぐらいの気構え。

 初めて下車のJR芦原橋駅から歩き始める。 前回のJR今宮駅と同じく、街がきれいな印象を持つ。 そんなことを感じているうちに FM大阪 の 建物 が目に入り、あっという間になんば界隈にたどり着く。 

 せっかくなので社屋に続く階段を上り、少し上から街を眺めてシャッターを押してみる。

 関西FM局の老舗「FM大阪」。 80年台の終わり頃まで関西のFMラジオは、NHKFM大阪だけだった。

 10代頃のFMの音が流れる部屋の風景が蘇る。 平日の夜はAM、休日の1日はFMを聴いていた。 振り返れば、「奇跡の80年代」

 今朝はモノクロで撮る割合も多くして、それなりに工夫はしたものの、興奮するには至らない作業が続いた。 日曜日の午後というのは、切ないものである。 心が萎える。