問題は、自分にはその資質があるのか、どうなのかということ。
言い換えれば、他人にとっても価値あるものを自分は作り出せるのか。
このあたり前の、そして最初の壁となるものにぶち当たったまま、結果を得られないできた。
それにもかかわらず、20代の中ごろから20年以上の年月にわたって、自分は「写真」を続けてきている。
売名行為であるはずもなく、気づけば続けるしかなかった。
力不足は否定できない。
しかし、いくらかは「何か」が見えてきている気がしているし、(それは自分独自のものではなく、人並みの成長のひとつとして)、そして何よりも、今さら写真を辞める必要もないとも思っている。
だって、本人が損したとは思ってないのだから。