日な日な余波ははなやか歩く

週1~2回くらいのペースで、ここで写真展をやってます。「繰り返し」と「凡庸」は写真と人生の本質です。

旅は近所から。

 あけましておめでとうございます。

 

 「2023年」で、「令和5年」。 

 最近は数字を常に意識してないと、すぐわからなくなる。 とくに「令和」の方は、勤め先の仕事でもあまり使わなくなっているから忘れやすい。 自分が今何歳なのか怪しい時もあるし、人並みに数字だけは増えていくけど、中味はたいして変わらないから焦る。 

 

 いざ年が明けても、「正月らしさ」をあまり感じない。 懐かしい「昭和」が更に遠ざかっていくことも、とても寂しい。 言葉にすると、クヨクヨだらけ。

 

 

 さて新年、最初に聴く音楽は何か、最初に撮る写真は何か、年が明けての今朝、ちょっとそれは意識した。 

 

 まだ暗いうちに庭の掃除をいつもよりきっちりしてから、服を着替えて撮影に出かける。

 

 今日は電車には乗らないで、近所での撮影する。 「近所」を撮ることは、ひとりの写真作家として、基本中の基本だと思っている。 近所だからとバカにしてはいけない。 すべての旅の始まりは、そこからなのである。 

 

 

 

 

 

 

 

 で、上のが、今年最初に撮った写真。 撮った順番に4カット。 悪くないと思う。 

 

 その後、1時間ほど歩いて撮影する。 この休みに入ってからの3日間は、すでに67,000歩ほど歩いているので、今朝はちょっと休みの感覚。 携帯を持つのも忘れるくらいに気が抜けた状態で、家を出た。

 ただし、一度写真を撮るとなると、それ相応の内容は持って帰らなければ「負け戦」になるので、しつこくはなる。 

 

 高野の交差点からうろうろした後、一乗寺商店街を出たり入ったりして、白川通りに差し掛かったところで、いくらかの充足感は得られたので、家に帰ることにする。 帰り道の途中も手持ちで撮影しながらうろついて、最終的に撮った枚数は160カットになった。 

 

 

 いつも休日になると、僕は写真に没頭してしまいます。 日常的な用事はなかなか手に付かないし、ここでの文章を書くことにも凄く時間がかかるし、こんな状態で、また社会に出て働くことができるのか。 今からすでに心配になってます。

 

 今年もよろしくお願い申し上げます。