他人からどう見られようと、どこ吹く風でありたいと思う。
できれば、人に依存はしたくない。
『明るい心』と題したのは、外見的な振る舞いを言っているのではなく、常に自らの中に灯りがともっているかということを現している。
文章を読んだり書いたり、絵画や映画を観たり、音楽を聴いたり、そして写真を撮ったり、それらのことは、自分の中に灯りをともすための方法だと思っている。
豊かな時代に感謝する。
古今亭志ん生は、「お客なんかいなくても好きだからはなす、落語をする」と言っているそうだが、それがその人にとっての自然なことであれば、それは才能だと思うし、そういう自分を肯定できるのは、明るい心がその人の中に在るからだと思う。